嗤う淑女/中山七里

 

 

あらすじ

中学時代、いじめと病に絶望した野々宮恭子は従姉妹の蒲生美智留に命を救われる。美貌と明晰な頭脳を持つ彼女へ強烈な憧れを抱いてしまう恭子だが、それが地獄の始まりだった―。名誉、金、性的衝動…美しく成長した美智留は老若男女の欲望を残酷に操り、運命を次々に狂わせる。連続する悲劇の先に待つものは?史上最恐の悪女ミステリー!

 

感想

美智留、悪い女です。超スーパー悪い女です。それでいてイイ女なんです。実は天使?神様?男女問わず惹かれてしまいます。

男女問わずというのがミソですよね。男はもちろん、女も虜にします。というかレズビアン描写も若干ありました。ノンケの人でも、その人が絶大に魅力的だったら、惹かれてしまうものなのでしょうか?やっぱり非当事者の気持ちはわからないです。チェッ。

 

さて、物語は全部で5話。そのうち4話、4人の男女が美智留に惹かれます。どうやって惹かれて、その結末は?

生まれ変わったら「男がいい」でもなく、「性自認が一致していて欲しい」でもなく、美智留みたいな容姿端麗で頭脳明晰、人を虜にする魅力、魔力?があったら人生どんなんだろ?と思いました。

 

が、しかしです。

 

もしかして美智留ってサイxxスなのかと頭をよぎりました。偶然、僕の周りにいた人の話ですが、その人は一見するととても魅力的な女性でした。

自分のボロは見せず、人の話をよく聞いて聞いて聞いて。。弱みを握る?例えば、AさんとBさんはこういう関係なのかと情報を得ることは、彼女にとって水を得た魚のようなもん。。

Aさんといるときに彼女は何気なく

「あ〜そういえばBさんそんなこと言ってたよ」

とぽろっと言います。

それを聞いたAさんは

『Bさんが?そうなの?』

と無意識に信じるわけです。。

聞き返すほどでもないレベルでさりげなくすり込むんですよね。

怖いなと思いましたよ。。

我関せずな顔をして、周囲の人間関係をめちゃくちゃにします。でも本人はAさんにもBさんにも、「わたしはあなたの味方よ」という顔をしてました。

これはサイxxスとは関係ないかもしれませんが、「ウインザー効果」という様ですね。

ネット社会ですが、やっぱり信じられるのは自分の目と心と、身内と友人です。

 

僕はこう見えて警戒心は強い方です。でも彼曰く、

「おまえはダマされやすい」

そうですが、意外と自分のことは自分がよくわかってなかったりしますよね。

 

 

脱線しましたが、帯にもある通り、徹夜確実ノンストップミステリーです。ラストも美智留に魅了されます!(美智留は特にウインザー効果は使ってません。もっとトンデモナイです(笑))

 

 

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コメント

Sorry!! Can not DL!!

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