「毒親」がいるなら「毒娘」いてもおかしくはない

 

ポイズンドーター・ホーリーマザー/湊かなえ

6作の短編集です。

その中の「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」がタイトルになっています。

なんでだろう?

作者が言いたかったのは…?

 

その名の通り、ポイズンドーターは毒娘。

ホーリーマザーは聖母です。

最近になって「毒親」という言葉をよく耳にするようになりました。

なので…これって痛烈な皮肉ですか?

 

以前から『毒親』について凄く気になってました。

僕の親も、友達の親にも毒親はいなかったので分からないんですよね。

 

やっぱり、同じ時に同じ経験をしていても、捉え方や視点、立場が違えば「その時に起きた事実」ってのは人の数だけたくさんあるんだなあと思いました。

で、どれも嘘じゃない。

 

 

で、毒親に育てられたと発信している人の親の本心って何だったんだろうなあって思いました。

そこを知りたいですよね。

「何であの時あんなことを言ったの?」っていう本心と真実。

娘視点の話しか目にしないから…片方だけの意見を聞いてもしっくり来ないんですよね。

娘世代は発信する術を知っているけど、親世代は…?

 

興味深かったのは

「その程度で毒親と言えるの?本当の毒親って…」

「本当の毒親って何?じゃあ私がされた仕打ちは大したことないの?」

「あなたが騒ぐことによって本当に苦しんでる人に助けが行かなくなる。ああその程度かって」

というやり取りです。

(僕の主観アリ)

 

でもその程度だろうと、その本人にとっては苦しいんですよね。

うんむー。

 

「私は毒親に育てられた」と言ってるそばから「あなたこそ毒娘だ」と言われたり。

誰もが自分が主人公で自分のストーリーがあるんだなぁって。

都合のいい解釈ってことです。

 

誰も加害者にはなりたくないんですよね。

決まって被害者なんですよね。

うんむー。

 

「ポイズンドーター」は娘視点の毒親について。

「ホーリーマザー」は毒親と呼ばれたあの人は本当に毒親だったのか?という親側の視点。

むしろ娘の方が「毒娘」だったんじゃないか?って。

 

言われてみれば僕もあの人はもしかして、と「毒娘」を思い出しました。

ヒドイ親、かわいそうな私を散々聞かされました。

確かにその時は同情したもんです。

で、実際にそのヒドイ親に会ってみたところ「言うほどか?」と思ったもんです。

でも他人だし、そんなちょっとの時間で分かるわけはないですよね。

 

視点や立場を変えて読めるのでとても興味深い物語でした。

「毒親」がいるなら「毒娘」いてもおかしくはないですよね。

 

 

追記

束縛女でマザコン嫌いの女は息子ができたらマザコン上等になるってか?

立場が変われば何とやら。

 

 

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