間違われた女/小池真理子(僕らの知らない障害について)

 

間違われた女

 

あらすじ

『僕には、きみの僕への想いが手に取るようにわかる。マコ、きみを愛しているよ…』新生活に心躍らせる遠藤雅子を、恐怖のどん底に突き落とした一通の手紙。高校を卒業して十一年、差出人の児玉秀実には一度も会っていないばかりか、顔さえも覚えていなかった。だが、執拗に手紙は続き、やがて電話が…。秀実は正気なのか、それとも…。

 

感想(ネタバレ注意)

ところどころモヤっとした箇所がありました。

手紙出したり、電話ボックス使ったり…

あれ?ケータイは?って思ってたらこれ昭和63年刊行でした(笑)

秀実は、よく言えば「純愛」…でもないですね!

これはダメなやつ!

病的な妄想…と思っていたら、その通りでした。

あとがきに

この推理小説の中で題材にしたのはエロトマニー…「純潔な愛の狂気」と言われる一種のパラノイア症状である。

とありました。

ナンノコッチャとググりました。

エロトマニー(恋愛妄想)

ある人物が自分に対して好意を持っているとか、恋愛関係にあるという妄想。

相手が自分に好意を寄せているという確信は、被愛妄想(エロトマニア、エロトマニー、erotomania)という。

身近な人物が対象になったり、有名人が対象になることもある。

統合失調症でも見られる症状だが、パラノイアなどの人格障害圏の人にも見られる。

引用:心理学連邦

 

パラノイア症状

ある妄想を始終持ち続ける精神病。妄想の主題は、誇大的・被害的・恋愛的なものなどさまざまである。偏執(へんしゅう)病。妄想症。

引用:ウキ

 

こういう障害?もあるんだと驚きました。

本人はまさか自分がそうだとは考えてもないんだろうなあと。

調べても(ググった程度)、サッパリ理解できません。

LGBTを理解して欲しい方はもちろん理解できると…?

知らないこと、理解できないこと(障害でも何でも)まだまだたっくさんあるなあ、としみじみです。

冷たい言い方だけど、けっきょくは他人事だと思ってしまいます。

僕(と僕の周りの人)に迷惑さえかからなければ、知らないままでも特に問題なく過ごせると思いました。

「対岸の火事」という言葉もありますからね。

 

ストーリーはとても読みやすかったです。

前半に登場した人が中盤でまったく登場しなくて、ほとんど忘れてたんですけど、また後半に登場します。

そんで、全てが交錯します。

これが推理小説の醍醐味ですよね〜!

ラストは読み手によって変わると思います。

ハッピーエンドでもあるし、バッドエンドでもあります。

ちょっと悲しかったですが、結果として良かったのかなあとも思いましたし、やりきれない感じもありました。

そして、迷惑を被ってた人物はけっきょく真相も何も知らないまま物語は終わるんですよね。

確かにその事実はあった。

でも他人の真実を知らなくても、自分の日常は支障なく時は過ぎるものなんですね、と。

 

 

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コメント

Sorry!! Can not DL!!

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