でっちあげ/福田 ますみ

でっちあげ

   

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でっちあげ(新潮文庫)

あらすじ

「早く死ね、自分で死ね。」2003年、全国で初めて「教師によるいじめ」と認定される体罰事件が福岡で起きた。地元の新聞報道をきっかけに、担当教輸は『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ、停職処分になる。児童側はさらに民事裁判を起こし、舞台は法廷へ。正義の鉄槌が下るはずだったが、待ち受けていたのは予想だにしない展開と、驚愕の事実であった。第六回新潮ドキュメント賞受賞。

 

感想ネタバレ

教師による生徒へのいじめなんて考えられないですね。

極悪非道ですよ。

 

ところで、これはどこ情報ですか?

テレビ・新聞・雑誌・ネット。

これってそれを「書いてる人」がいるんですよね。

この全てが誤解だらけの「でっちあげ」だとしたら?って話です。

ライター・記者・司会者とかは、発言するだけじゃなくて、多くの人に声を届けることができるんですよね。

もちろん、現場に出向いて当事者・関係者から直接話を聞くと思います。(賛否両論ありますが)

 

ただ、その当事者(この話では被害者)がめっちゃ嘘つきだったら??

スーパークレーマーのモンスターペアレントだったら?

 

「こんな酷いことをされた!」

と物凄い剣幕で乗り込んできて校長教頭は尻込みします。

加害者と言われた教師も謝って済むのなら…と無い罪を認めてしまいます。

校長教頭、教師はこれで終わる、と思ったんですよね。

ところがこれで済まない。

そしてメディアが嗅ぎつけて騒動となってしまいます。

被害者のモンペが騒ぎ立てちゃいます。

 

モンペと有名であっても仕返しが怖くて関わりたくないからと、真実を語りたがらないご近所さん。

この当時の小4の親世代だとネット・ツイッターとかはしないのかな。

真実が閉ざされちゃってます。

だけど騒動は加熱する一方です。

四面楚歌です…。

 

どいつもこいつも保身に走ってしまったからこうなったのでは??

そしてヤベー奴ってのは呼吸するように嘘をつく。

でも、その嘘は本人にとっては嘘じゃない。

現実と妄想がごちゃごちゃになってるからそれはもう事実。

アイツにこんなことをされた、

アイツにこんな酷いことをされた、

アイツはこうだから、ああだから、

きっとアイツはこうなんだろう、ああなんだろう、

と妄想が止まらない。

おお、コエー(笑)

 

あ、この話で保身に走る人は他にもまだまだ出てくるんですよ。

収拾がつかない。

大騒動。

これ実話なんですよね。

コエー。

 

改めて、自分が感じたという事実があっても、(だから人の数だけ事実はたくさんあるってことになるのかな)真実はやっぱひとつだよね。

 

追記

「なぜこんな事件が起きてしまったのか!?その謎に迫る!2時間SP!」って感じのドキュメンタリー番組みたいな感じでした(笑)

だからスルスル数時間で読めました。

なぜこうなった?どうして?が少しづつ確実に明かされていきます。

例えば、2時の方角に進んだつもりが、実は2時半だったら?

時間の経過とともに物凄くズレて進んじゃうことになりますよね。

そんな風に感じました。

 

2009/12/24 福田 ますみ (著)

 

 

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